今回はインジケーターの1つである
ストキャスティクス
について詳しく説明します。
ストキャスティクスとは
ストキャスティクスは、オシレータ系のインジケーターで、一定期間の相場における高値と安値に対して現在の価格がどのような位置にあるのかを数値で表しています。
オシレータ系のインジケーターとは、
「相場の売られすぎ、または買われすぎの状態を判断するインジケーター」
で相場の反転を見極めるのによく使われます。
数値は0%〜100%の間を推移しており、
数字が小さいほど売られすぎ、数字が大きいほど買われすぎの状態を示しています。
ストキャスティクスの構成
ストキャスティクスは、「%K」と%Kを平均して算出した「%D」という2本のラインで構成されています。
以下の図ではローソク足を表示させているメインチャートの下にストキャスティクスを表示させたチャートです。
水色のラインが%K、黄色のラインが%Dを示しています。
ローソク足の上下にに伴って、同じようにストキャスティクスも上下に動いているのがわかると思います。
ストキャスティクスの計算式
ストキャスティクスの計算式について説明します。
計算式
%K=(終値-期間中の最安値)÷(期間中の最高値-期間中の最安値)
%D=(K1 + K2 + ・・・Kn)÷ n
*通常、%Kの期間は5、nは3を使うことが多い。
ストキャスティクスの使い方
ストキャスティクスは前述の通り、オシレータ系のインジケーターなので、
相場の売られすぎ、または買われすぎかどうかを判断し、相場の反転を見極める逆張り手法に使われることが一般的です。
【一般的な買われずぎの状態】
%K・%D共に80%以下の時に、%Kが%Dを上から下抜いた時(デッドクロス)
下の図は実際のチャートでの例を示しています。
%K(水色のライン)が%D(黄色のライン)が80%以上で、%Kが%Dを上から下抜いた時(デッドクロス)にローソク足が反発(陽線→陰線)しています。
よって、デッドクロスしたタイミングでLowエントリーとなります。
【一般的な売られずぎの状態】
%K・%D共に20%以下の時に、%Kが%Dを下から上抜いた時(ゴールデンクロス)
%K(水色のライン)が%D(黄色のライン)が20%以上で、%Kが%Dを下から上抜いた時(ゴールデンクロス)にローソク足が反発(陰線→陽線)しています。
よって、ゴールデンクロスしたタイミングでHighエントリーとなります。
ストキャスティクスの短所
ストキャスティクスなどのオシレータ系のインジケーターは、強いトレンドが形成された時には80%以上から下がらなくなったり、逆に20%以下から上がらなくなったりなど上下に張り付いてしまうとエントリーポイントとして機能しなくなることがあります。
なので、強いトレンド(価格が一方向に進む)が発生した時はエントリーを避けるなどの注意が必要です。
まとめ
以上、ストキャスティクスの計算式、基本的な使い方を説明しました。
ストキャスティクスは世界中で使われているインジケーターで、簡単に使用することができます。
相場の状況に応じて使用すれば強力な武器となるのでしっかりと理解しましょう。
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