マーチンゲール手法について突っ込んで考えてみた

今回は投資をやってる人からよく聞く

マーチンゲール手法についてどのような方法なのかわかりやすく説明します。

マーチンゲール手法とは

マーチンゲール手法とは、

①　勝負に負けたら次回の賭金を前回の倍に増やす。

②　勝ったら最初の賭金に戻す。

つまり、1回目が1000円エントリーで負けたら2000円、さらに負けたら4000円、というように賭金が倍になっていく手法です。

バイナリーオプションでこの手法を使うとどうなるか計算してみました。

（1000円スタート　ペイアウト率1.88倍で計算）

5回目以降は勝っても赤字ですね（これはペイアウト率が1.88倍だからです。仮にペイアウト率が2.00倍なら何回目だろうと黒字になります）。

じゃあ、ペイアウト率が1.88倍という事を加味して賭金を増やしたパターンで計算してみました（倍率を2倍ではなく2.136…倍で計算してます）。

確かにこの賭金に設定してエントリーしていけば損失が出る事はないです（理論上は）。

ただこの表をよく見てほしいのですが、10回目のエントリーの時点で賭金の合計が100万円を超えています。

つまり、仮に資金が100万円あったとしても、9回マーチンをして負けた場合、資金の大半を失うわけです（まあ9連敗することなんて滅多にないですが）。

そして、勝った時の利益はたったの880円です（資金の0.088%）。

仮に10回勝っても利益は8800円です（資金の0.88%）。

効率が悪すぎます。勝った時の利益に対して万が一資金が足りなくなって、エントリーできなくなった時の損失が大きすぎます。

それならある程度勝率の高いエントリーポイントを見つけて、勝ったり負けたりを繰り返しながらの方がよっぽど資金が増えます。

あともう1つ問題があって、ハイローオーストラリアの場合、1回の賭金の上限が20万円となっています。20万円を連打すれば40万、60万円と賭金を増やすことができますが、結果によっては複数ポジションのうち勝ったポジションと負けたポジションが出てくる可能性があります（判定結果がギリギリだった場合）。

その場合この手法は破綻してしまいますので、このような面から見てもリスクが大きすぎます。

よく「マーチンをやり続けたら資金が増え続けるんじないのか？」といっている人がいますがこれは大きな勘違いです。

まとめ

今回はマーチンゲール手法について実際に数字を使って説明しました。

この手法は資金が豊富であればある程度通用しますが、リスクとリターンの事を考えたら効率的ではありません。

なので、一定の金額でルールを守った上で取引を行う事をオススメします。

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