今回はインジケーターの1つである
ボリンジャーバンド
について詳しく説明します。
ボリンジャーバンドとは
ボリンジャーバンドは1980年頃に米国人投資家であるジョン・ボリンジャーが開発したインジケーターです。
オシレータ系のインジケーターで、移動平均線とその上下に標準偏差のライン(どれだけばらついているか)を引いたインジケーターです。
相場の振れ幅から大まかな流れや反発のポイントを見極めることができます。
オシレータ系のインジケーターとは、
「相場の売られすぎ、または買われすぎの状態を判断するインジケーター」
で相場の反転を見極めるのによく使われます。
ボリンジャーバンドの構成
ボリンジャーバンドは複数のラインで構成されています。
ラインの種類としては
- 中心に過去N日間の単純移動平均線(通常は20日間)
- 上部に単純移動平均線 + 標準偏差(σ)
- 下部に単純移動平均線 - 標準偏差(σ)
以上の3種類です。
以下の図では移動平均線の上部に2σおよび3σ、下部に-2σおよび-3σを表示しています。
ボリンジャーバンドの計算式
ボリンジャーバンドの計算式について説明します。
単純移動平均線 = (終値 + 前日終値 + 2日前終値 +・・・(N-1)日前終値)÷ N
2σライン = 移動平均線 + 2 ×σ(標準偏差)
3σライン = 移動平均線 + 3 ×σ(標準偏差)
-2σライン = 移動平均線 - 2 × σ(標準偏差)
-3σライン = 移動平均線 - 3 ×σ(標準偏差)
標準偏差の計算式
以上がボリンジャーバンドの計算式です。
相場が正規分布である場合は、価格は以下のように動くとされています。
±1σの範囲内で動く確率 → 68.27%
±2σの範囲内で動く確率 → 95.45%
±3σの範囲内で動く確率 → 99.73%
ボリンジャーバンドの使い方
実際にボリンジャーバンドをどのように取引に活用すればいいかを説明します。
先ほど説明した通り、ボリンジャーバンドの
±2σの場合では 95.45%、
±3σの場合では 99.73%
の確率で各バンドの範囲内で価格が動くとされています。
「逆に言えば価格が±2σや±3σの外側にはずれた場合は高い確率で価格が反発し、再びバンド内に戻ってくるだろう」
このような逆張りの考え方が基本です。
勘違いしてはいけないのが、
ローソク足が2σのボリンジャーバンドにタッチしたら95.45%の確率で反発するわけではありません。
相場の状況によっては、ローソク足が連続でボリンジャーバンドにタッチする事はよく起こります。
以下のチャートはその実例を示しており、連続で2σにタッチし続けているにもかかわらず反発していません。
このようにボリンジャーバンドの幅が狭まった後(レンジ相場)、ボリンジャーバンドが拡がってトレンド(そのまま一方向に進む)が形成する場合、反発しない確率は高くなります。
この状況を
「ボリンジャーバンドがスクイーズ(収縮)してエクスパンション(拡張)しバンドウォーク(ローソク足が連続してバンドにタッチ)してトレンドが形成する」
とも表現します。
なのでボリンジャーバンド単体ではなく他のインジケーターと組み合わせたり、相場の状況によって使い分ける必要があります。
まとめ
以上、ボリンジャーバンドの計算式、基本的な使い方を説明しました。
ボリンジャーバンドは世界中で使われているインジケーターで、簡単に使用することができます。
相場の状況に応じて使用すれば強力な武器となるのでしっかりと理解しましょう。
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